子どもの教理
聖書
聖書コリントⅠ12章14~22節を楽しく読みます。出てくる体の部分を指し示しながら大げさに読むとイメージがわいて、楽しくなります。絵にしてみると、子どもたちの反応があって、より楽しくなるでしょう。
この箇所を通して、体にはいろんな部分があって、手があったり足があったり・・・その一つ一つすべてが大事であり、いらない部分はないことを確認し、神様がそのように私たちを造られたことを味わってください。
また、この箇所のメッセージとして、体には必要のない部分がないのと同じように、私たち皆は一つの体であることを伝えます。クラスあるいは幼稚園、学校、家族を一つの体とすると、そのメンバーである一人一人は、体の部分ということになります。手が足に向かって「お前はいらない」と言えないように、○○ちゃんも□□ちゃんに向かって「あなたはいらない」とは言えなく、□□ちゃんはここに必要な存在であるというように、子どもたちに話すと、より身近な話になるのではないでしょうか。○○ちゃんも□□ちゃんも△△ちゃんも、みんなここに必要な、大切な存在です。それはこの幼稚園、この学校、この国、この地球において、あなたは大切な存在なのですよというメッセージが込められています。
最後の祈りとして
天の神様、私たちに素敵な心と体をくださって、ありがとうございます。
あなたからいただいたこの目で、お友達や弱い人をやさしく見つめることができるよう助けてください。
あなたからいただいたこの手で、困っている人を助けることができるよう導いてください。
あなたからいただいたこの足で、辛い時もしっかりと立っていることができるよう守ってください。
私たちが、自分のことも他の人のことも大切にすることができますように。
アーメン。
子どもたちはザアカイの話が好きです。背が低いということに、親近感がわくのでしょう。ザアカイは木の上から、自分を見つめて近づいてくるイエス様を見ま した。そのイエス様の眼差しは、どんなだったのでしょう。イエス様の周りには大勢の群衆が取り巻いていましたが、ザアカイには群衆など目に入らなかったで しょう。そして、思いもかけずにイエス様から声をかけられたザアカイは、思わずイエス様とある約束をします。今までの自分を振り返ったのです。今までの自 分は、心の傷のために頑なになり、人々に対して悪い態度を取っていたことに気づいたのです。これはイエス様の癒しの力です。そんなザアカイと自分を重ね て、自分を振り返ってみましょう。今までの自分を振り返って、どんな決心をしましょう。
聖書の一番最初にあるお話です。聖書には、「初めになんにもなかった」と書いてあります。初めになんにもなかったけど、神様はいました。そして、世界も何もな かったので、神様は考えました。〇〇ちゃんをつくろう!△△君をつくろう!◇◇ちゃんをつくろう!でも、☆☆君をつくろうと思っても、何もなかったら、 ▽▽ちゃんは生きられないでしょ。だから、神様は何をしたかというと・・・。
ここで、天地想像の絵本を読みます。
ここで、天地想像の絵本を読みます。
神様は◎◎ちゃんのために、こんなにたくさんのものをつくってくれました。自分の周りにある、神様のつくったものを見てみてください。本当にたくさんの素 晴らしいものがあります。神様が※※君のためにつくってくれた世界だから、大切にしなければならないよね。今日は、この神様の作ってくれた世界を、皆で一 つの大きな絵にしましょう。神様が自分のためにつくってくれたものは何があるでしょう。考えてみてください。神様は光をつくりました。太陽と星をつくりま した。地球をつくりました。海と山、たくさんの動物、鳥、魚、木と花、そして友達。神様の素晴らしい作品で、この絵をいっぱいにしましょう。
そして、特大の紙1枚を子どもたちに与えます。
そして、特大の紙1枚を子どもたちに与えます。
迷子になった羊の話は子どもたちはよく知っています。紙芝居や絵本もたくさんあります。それらは、迷子の羊が主人公であるお話が多いですね。
そこで、よい羊飼いであるイエス様の側の体験をしましょう。
小さな羊の絵のカードを、予め教室や廊下、庭など、子どもたちの行動範囲内にたくさん隠しておきます。見失った羊の話をした後、大切な羊をなくしてしまっ た羊飼いの気持ちを話し合いましょう。大切な大切な羊が、今どうなっているのか、いてもたってもいられない気持ち。もし、私たちが神様から離れてしまった ら、イエス様はそんな気持ちになるでしょう。見つけるまで、どんな危険を冒しても探し続けます。そして、見つけた時の喜び。
それを味わうための宝探しです。子どもたちには、羊がたくさん隠れているので、それを見つけるように言います。その際、どこに隠れているか、「教室内だ け」「教室と廊下」「教室、廊下、階段」など、場所を指定しておいてください。そして、子どもたちと宝探しを楽しみながら、大切な羊が帰ってきたときの神 様の喜びを味わうよう、導いてください。
そこで、よい羊飼いであるイエス様の側の体験をしましょう。
小さな羊の絵のカードを、予め教室や廊下、庭など、子どもたちの行動範囲内にたくさん隠しておきます。見失った羊の話をした後、大切な羊をなくしてしまっ た羊飼いの気持ちを話し合いましょう。大切な大切な羊が、今どうなっているのか、いてもたってもいられない気持ち。もし、私たちが神様から離れてしまった ら、イエス様はそんな気持ちになるでしょう。見つけるまで、どんな危険を冒しても探し続けます。そして、見つけた時の喜び。
それを味わうための宝探しです。子どもたちには、羊がたくさん隠れているので、それを見つけるように言います。その際、どこに隠れているか、「教室内だ け」「教室と廊下」「教室、廊下、階段」など、場所を指定しておいてください。そして、子どもたちと宝探しを楽しみながら、大切な羊が帰ってきたときの神 様の喜びを味わうよう、導いてください。
ノアの箱舟の話は、子どもたちは大好きです。たくさんの動物が出てくるからです。ノアの箱舟についての紙芝居や絵本もたくさんあります。これらを読んだ後に、箱舟の大きな絵を見せましょう。この箱舟の中に誰が乗っているでしょう。
ノア、ノアの奥さん、ノアの子どもたち。
犬、魚、ライオン、ヘビ、猫、キリン、狼、狐、アリ、ねずみ、ニワトリ、はと、カラス、ウサギ、トラ・・・
色画用紙でこれらの動物を作り、この箱舟に貼っていきましょう。はさみで切ったり、のりで貼ったり。きっと楽しい作業になります。そして、子どもたちに問いかけてみて下さい。どうしてみんな、この箱舟に乗ったのか。神様はみんなを悪魔から救ってくれたんです。
ノア、ノアの奥さん、ノアの子どもたち。
犬、魚、ライオン、ヘビ、猫、キリン、狼、狐、アリ、ねずみ、ニワトリ、はと、カラス、ウサギ、トラ・・・
色画用紙でこれらの動物を作り、この箱舟に貼っていきましょう。はさみで切ったり、のりで貼ったり。きっと楽しい作業になります。そして、子どもたちに問いかけてみて下さい。どうしてみんな、この箱舟に乗ったのか。神様はみんなを悪魔から救ってくれたんです。
典礼
典礼暦の勉強をしましょう。
大きな円を書き、12のメモリをつけます。これは何でしょうと問いかけると、時計という答えが返ってくるでしょう。でも、これは時計ではありません。時計以外に12あるものは何でしょう。ここでカレンダーであると分かるでしょう。
では、このカレンダーの中で、今日はどこでしょう。そこにメモリを付け、日付を書きます。
次に1年の始まりはどこでしょう?1月1日に印をつけて日付を入れます。でも実は、教会では、1年の始まりは1月1日ではありません。「待降節」の一番はじめの日曜日が、教会では1年の始まりです。そして、「待降節」の部分を丸で囲みましょう。その年の日付も入れると分かりやすいでしょう。その際、この日付は、年によって違うことを伝えてください。
それから、「待降節」の終わりはいつであるかを問いかけてみてください。クリスマスであるということを知っている子どもはいるでしょうか。分からないようであれば、教えてあげましょう。代わりにクリスマスは何月何日かを問いかけてください。そして、クリスマスの日から「降誕節」が始まり、主の洗礼の祝日まで続きます。その中には神の母聖マリアの祭日や公現の祭日もあります。
その他の部分はほとんど「年間」ですが、「年間」でない部分があります。それは「四旬節」と「復活節」です。「復活節」とは、イエス様が死んで復活したことをお祝いする期間です。その部分を丸で囲みましょう。そして、「四旬節」とは、その「復活節」の準備の期間ですから、そこを丸で囲みましょう。「四旬節」と「復活節」の始まりと終わりの、今年の具体的な日にちを書き込むと、また分かりやすくなります。灰の水曜日や主の昇天、聖霊降臨などの日にちも、どんな祝日であるかを説明しながら入れましょう。
このようにして、今日は典礼暦のどの部分にあるかを確認しましょう。ミサのしおりを出して、その表紙を見ながら確認することもできるでしょう。そして、日曜日に教会に来てミサのしおりをもらったら、これらを意識するように促してください。
イエス様は天に昇られました。では、イエス様が昇ったという天を見上げに行きましょう。
外に出て大空を見上げましょう。芝生があれば寝転ぶと気持ちよいでしょうね。青い空、白い雲、空を飛ぶ小鳥たち、時々通り過ぎる飛行機・・・。あの空の向こうには宇宙が広がっています。宇宙には無数に星が散らばっています。天に昇ったイエス様は、本当にあの空の上にいるのでしょうか。
では、イエス様はどこにいるのでしょう。子どもたちから、「イエス様は自分たちのすぐ側にいる」という意見が出るよう、導いてください。芝生に寝転んで空を見上げながら、イエス様がすぐ側にいることをしばらく皆で感じましょう。イエス様は天に昇りましたが、その天とは、私たちのすぐ側にあるのだということを子どもたちに伝えましょう。天国、それは死んだ後に行くただの場所ではありません。私たちのすぐ側にあります。今ここが天国となるかどうかは、私たちにかかっています。私たちがどういう気持ちで日々を過ごすか、どういう態度で周りの人と接するかなのです。
このように外で15分ほど過ごしたら、部屋に戻り、今見てきた空の絵を描きましょう。そして、イエス様と自分の姿もそこに描きましょう。リーダーの話を聴きながら見上げた空を思い出しながら描くことで、もう一度、その時に聴いた話や感じたことを思い巡らすことになるでしょう。
外に出て大空を見上げましょう。芝生があれば寝転ぶと気持ちよいでしょうね。青い空、白い雲、空を飛ぶ小鳥たち、時々通り過ぎる飛行機・・・。あの空の向こうには宇宙が広がっています。宇宙には無数に星が散らばっています。天に昇ったイエス様は、本当にあの空の上にいるのでしょうか。
では、イエス様はどこにいるのでしょう。子どもたちから、「イエス様は自分たちのすぐ側にいる」という意見が出るよう、導いてください。芝生に寝転んで空を見上げながら、イエス様がすぐ側にいることをしばらく皆で感じましょう。イエス様は天に昇りましたが、その天とは、私たちのすぐ側にあるのだということを子どもたちに伝えましょう。天国、それは死んだ後に行くただの場所ではありません。私たちのすぐ側にあります。今ここが天国となるかどうかは、私たちにかかっています。私たちがどういう気持ちで日々を過ごすか、どういう態度で周りの人と接するかなのです。
このように外で15分ほど過ごしたら、部屋に戻り、今見てきた空の絵を描きましょう。そして、イエス様と自分の姿もそこに描きましょう。リーダーの話を聴きながら見上げた空を思い出しながら描くことで、もう一度、その時に聴いた話や感じたことを思い巡らすことになるでしょう。
クリスマスには何をするかな?ツリーを飾る。パーティをする。ケーキを食べる。クリスマスの歌をうたう。サンタさんが来る。そしてプレゼントをもらう。
ちょっと待って。どうしてプレゼントをもらうの?クリスマスって何の日?イエス様の誕生をお祝いする日。だったら、プレゼントをもらうんじゃなくて、イエス様にプレゼントをあげなきゃいけないんじゃない?
クリスマスを迎える準備の期間がある。それが待降節。アドベントともいう。イエス様へのプレゼントを準備する期間だ。
じゃぁ、イエス様はどんなものが喜ぶかな?おかし・・・違う。ぬいぐるみ・・・違う。ゲーム・・・違う。絵本・・・違う。
イエス様が喜ぶこと、それは、誰かに優しくすること。泣いている人がいたら慰めてあげたり、おもちゃを貸してあげたり、バスで席をゆずったり。けんかしたら「ごめんね」と仲直りするのも、イエス様への最高のプレゼントになる。
クリスマスを迎える前に、一日ひとつ、イエス様へのプレゼントを実行しよう。
ちょっと待って。どうしてプレゼントをもらうの?クリスマスって何の日?イエス様の誕生をお祝いする日。だったら、プレゼントをもらうんじゃなくて、イエス様にプレゼントをあげなきゃいけないんじゃない?
クリスマスを迎える準備の期間がある。それが待降節。アドベントともいう。イエス様へのプレゼントを準備する期間だ。
じゃぁ、イエス様はどんなものが喜ぶかな?おかし・・・違う。ぬいぐるみ・・・違う。ゲーム・・・違う。絵本・・・違う。
イエス様が喜ぶこと、それは、誰かに優しくすること。泣いている人がいたら慰めてあげたり、おもちゃを貸してあげたり、バスで席をゆずったり。けんかしたら「ごめんね」と仲直りするのも、イエス様への最高のプレゼントになる。
クリスマスを迎える前に、一日ひとつ、イエス様へのプレゼントを実行しよう。
子どもたちにシールを10枚与え、1週間時間を与えます。自分の責任で、何かを実行したら自分でシールを貼って、何をしたかを書き、次の週に持ってくるようにします。毎日「おさらをさげた」と書いた子どももいれば、「おそうじをてつだった」「リリヤンのやりかたをおしえてあげた」「あさパンおつかい」などなど、たくさん書いてきた子どももいました。
何をどれだけしたかではなく、イエス様へのプレゼントだという意識をもって何かをするということを、大切にしたいです。
何をどれだけしたかではなく、イエス様へのプレゼントだという意識をもって何かをするということを、大切にしたいです。
クリスマス
クリスマスの飾りを作りましょう。
生卵の中身を取り出します。取り出す際は、卵の先の部分に少しだけ穴をあけ、そこから出します。卵の中身は好きにお使いください。
中身を取り出した卵の殻は、内側を綺麗に洗い、しっかり乾かします。
一日乾かしたら、白い和紙または習字の半紙を手で小さくちぎり、水のりで卵の外側に貼っていき、全体を覆います。穴の部分は外側から内側に包み、滑らかにしておきます。卵が立つように、ここで調節します。
――ここまでが準備段階です――
子どもたちには、半紙などで覆ったこの卵の殻と、スパンコールやビーズなど、蝶結びにしたリボン、そして馬小屋の絵や聖家族の絵を小さく印刷したものを渡します。
ボンドと水彩マジックを準備し、この卵に好きに飾り付けてもらいます。
卵に絵を描く際は、利き手と反対の親指を殻の中に入れ、その他の指で卵を支えて絵を描いたり、ビーズを貼ったりすると、やりやすく、卵も割れません。
イエス様が生まれたときに一番最初にイエス様のもとに行ったのは、羊飼いでした。羊飼いというと、アニメの影響で可愛らしい、のどかなイメージがありますが、実際には、羊飼いというと貧しく、人々から差別されていた人たちでした。そのような人たちが一番最初に選ばれて、イエス様のもとに行ったのです。神様はいつも、目立たない人、苦しんでいる人、寂しがっている人の味方です。羊飼いたちは、きっと神様のそんなあたたかさを知ったでしょう。イエス様のもとに急いでいた羊飼いたちの気持ちはどんなだったでしょう。イエス様の姿を見たときの羊飼いの気持ちはどんなだったでしょう。想像してみましょう。そして、羊飼いと共にイエス様のもとに行った羊たちの気持ちも考えてみましょう。その気持ちを色で表してみるのも楽しいでしょう。ある子どもは嬉しい赤色で表し、ある子どもは大好きな紫色で表し、ある子どもは虹色の羊を塗りました。子どもたちと共に楽しんでください。
マリア様
カナの婚礼のお話を通して、マリア様の優しさや配慮、マリア様の取り次ぎを見ることができます。
準備するもの:
砂糖で甘くした色の濃いぶどうジュース
中身が見えない大きめの土瓶または瓶
コップ人数分
水
イエス様とマリア様の役(人またはロウソクあるいは人形など)
準備するもの:
砂糖で甘くした色の濃いぶどうジュース
中身が見えない大きめの土瓶または瓶
コップ人数分
水
イエス様とマリア様の役(人またはロウソクあるいは人形など)
予め砂糖で甘くしておいたジュースを土瓶に入れておきます。
カナの婚礼の話をしながらイエス様マリア様を動かします。しもべがイエス様の言葉どおりに瓶に水を入れる場面で、ジュースの入っている土瓶に水を入れます。子どもたちは土瓶の中にジュースが入っていることは知らないため、水を入れただけだと思います。そこで、ぶどう酒が婚礼の客に配られる場面で、子どもたちの見ている前で、その水を入れた土瓶のジュースを子どもたちのコップに注ぎます。
カナの婚礼の話の作業としては、結婚式のパーティのご馳走を作りましょう。真っ白な紙を子どもたちに配り、それを好きな形に切ってお皿にします。そのお皿に、画像のご馳走の絵などを切り取って、盛り付けましょう。そして、なぜこのように楽しいパーティが可能であったか、誰が何をしたためかを話し合いましょう。イエス様が水をぶどう酒に変えたからでもあり、マリア様がぶどう酒がないことに気づいたからでもあります。また、ぶどう酒がなくなれば花婿はとても恥ずかしいことであることを知っており、その花婿への優しさでした。
カナの婚礼の話をしながらイエス様マリア様を動かします。しもべがイエス様の言葉どおりに瓶に水を入れる場面で、ジュースの入っている土瓶に水を入れます。子どもたちは土瓶の中にジュースが入っていることは知らないため、水を入れただけだと思います。そこで、ぶどう酒が婚礼の客に配られる場面で、子どもたちの見ている前で、その水を入れた土瓶のジュースを子どもたちのコップに注ぎます。
カナの婚礼の話の作業としては、結婚式のパーティのご馳走を作りましょう。真っ白な紙を子どもたちに配り、それを好きな形に切ってお皿にします。そのお皿に、画像のご馳走の絵などを切り取って、盛り付けましょう。そして、なぜこのように楽しいパーティが可能であったか、誰が何をしたためかを話し合いましょう。イエス様が水をぶどう酒に変えたからでもあり、マリア様がぶどう酒がないことに気づいたからでもあります。また、ぶどう酒がなくなれば花婿はとても恥ずかしいことであることを知っており、その花婿への優しさでした。
マリア様の子どもの頃をイメージしましょう。マリア様にも、自分と同じように子どもだった時がありました。マリア様の子どもの頃を考えると、マリア様が近い存在に感じるでしょう。
マリア様が子どもだった頃、何をしていたか、何をして遊んだか、どんなお手伝いをしたか、どんな勉強をしたか、どんな友達がいたか、意見を出し合ってください。それを書き出します。
そして、いくつかの場面に分けて、それを一つの紙芝居にましょう。1グループ、1場面を担当し、画用紙を使ってそれを絵にします。グループの全員が参加できるよう、絵の構成を考える人、絵の輪郭を描く人、色を塗る人など、役割分担します。 子どもたちが絵を描いている間に、一人のリーダーは各場面の物語をつくります。
絵ができあがったら、順番にして一人のリーダーがその紙芝居をめくり、他のリーダーが物語を読み、子どもたち手作りの紙芝居を楽しんでください。
祈り
主の祈りは、みんながよく知っている祈り。どうして皆、よく知っているのでしょう?それは、イエス様が直接私たちに教えてくださった唯一の祈りだから、いつも唱えているんです。
でも、祈りってただの念仏、呪いではないのですよ。心を込めて唱えなくちゃ、祈りの意味がない。心を込めて唱えるためには、その祈りの意味が分からないとできません。この作業には、主の祈りが2字づつの歯抜けで書かれています。この歯抜けを埋めましょう。そして、その2字の言葉は、それぞれどんな意味なのか考えてみましょう。
「てん(天)」「ちち(父)」「みな(み名)」「せい(聖)」「くに(国)」「かて(糧)」「つみ(罪)」「ひと(人)」「あく(悪)」。。。
その他
天使とは、神様の使いです。神様の使いであれば、誰でも天使になり得ます。私たちも、神様から遣わされて、人々のために働くようにと招かれているはずです。だから、天使に羽が生えているとか、天使の頭に光る輪があるとは限らないのです。しかし、天使を解りやすく表現するために、このような姿が描かれるのです。
では、可愛い自分の天使を作ってみましょう!
作り方
①型に合わせて、色画用紙を切ります。半円が体。丸が顔です。
②半円の上の辺を、中心に合わせて端と端を合わせて丸め、セロテープで止めて円錐の立体にします。
③そのセロテープの上に、羽を付けます。
④顔に前髪と目鼻口を、自由に作ります。
⑤顔の後ろにセロテープでつまようじを付けます。
⑥後ろ髪を自由に作り、付けます。
⑦顔の付いたつまようじを、体の円錐に突き刺します。内側からつまようじをセロテープで固定すると、安定します。
⑧洋服を、自由に飾ります。
導入:
神さまを見たことのある人?神さまを見たことのない人?どちらかに手を挙げてもらいます。年齢によって子どもの感性は異なるでしょう。では、神さまの姿は見えるでしょうか?もう一つ質問、神さまってどんな方だと思いますか?
お話:
これは、紙芝居と手袋の人形を使ったお話です。主人公のサメ君の人形を動かしながら、紙芝居をめくります。
ある所にサメ君がいました。
サメ君は、友達と遊びたいといつも思っていたのですが、近づくと他の魚たちはみんな逃げてしまい、誰もサメ君の友達になってくれませんでした。
「サメ君の目、こわい」「きゃーサメ君だ、逃げろ~」
サメ君は、さびしくなりました。
ある日、いつものように散歩をしていると、見たこともない大きな魚が泳いできました。
クジラさんです。
「うわぁ~ なんて大きな魚だ」
サメ君はビックリして、岩陰にかくれました。
クジラさんは悠々と泳いで、サメ君の前を通ります。
見ると、サメ君から逃げた魚たちがクジラさんと一緒に泳いでいるではありませんか。しかも、みんな楽しそうです。
サメ君は目を見張りました。
「どうして魚たちはボクから逃げるのに、あの恐ろしい大きなクジラとは仲が良いんだろう?」
サメ君は、そっとあとをつけることにしました。
じっと見ていると、クジラさんの優しい目に吸い込まれるようでした。
「なんて優しい目だろう」
しばらくすると、クジラさんはその大きな体で、魚たちを暖かく包み込んでいるのが見えてきました。
サメ君は、クジラさんの姿に神さまを感じました。
耳を澄ますと、魚たちの歌が聞こえてきます。
神さまが いっしょにいるから安心
神さまは 私たちを大切に思ってくださる
神さまと一緒なら 寂しくない
神さまは 優しい方
私たちを見守り 暖かく包んでくださる
サメ君の心はだんだん柔らかくなり、気が付いたら他の魚と一緒に、クジラさんに抱きついていました。
神さまは目に見えないけれど、いろんな人を通して、神さまの優しさを見ることができます。
神さまは目に見えないけれど、いつも一緒にいて、私たちを寂しくないようにしてくれます。
サメ君は、クジラさんの優しさを通して神さまを知り、きっと幸せになったでしょうね。
子どもたちを 4・5人のグループに分け、ピンクと水色の紙をたくさん配ります。ピンクの紙には、良い行動、嬉しくなる言葉を、水色の紙には、良くない行動、悲しくなる言葉を書かせます。グループで話し合いながら、1枚に一つの言葉を、なるべくたくさん書きます。なかなか書けないようであれば、例を出しましょう。(悲しくなる言葉:「嫌い」「バカ」「変」「臭い」「汚い」「ヤダ」「うるさい」 悪い行動:「無視する」「サボる」 嬉しくなる言葉:「ありがとう」「頑張ったね!」「嬉しい」「優しいね」「好き」「きれい」 良い行動:「手伝う」「励ます」「ゆずる」など)
次に、前に大きな紙を貼ります。その紙には真ん中から左側は悲しい言葉、良くない行動を、右側には嬉しい言葉、良い行動を貼れるように表示しておきます。そして、順番に発表します。グループ毎に水色の神は左側に、ピンクの紙は右側に貼っていきます。すべてのグループが貼り終わったら、どんな言葉が出たかを確認します。
良くない言葉や行動は、私たちの中からでてきます。誰のせいでもありません。また逆に、良い言葉・行動も私たちの中から出てくるのです。それなら、良くない言葉を良い言葉に変えることができるはずですし、変えなければならないでしょう。そうするためのコツです。まず、1.良くない言葉を考えないことです。次に、2.良くない言葉を考える前に、落ち着いて相手の立場に立って、相手を理解し、相手の気持ちを想像することです。
次に、前に大きな紙を貼ります。その紙には真ん中から左側は悲しい言葉、良くない行動を、右側には嬉しい言葉、良い行動を貼れるように表示しておきます。そして、順番に発表します。グループ毎に水色の神は左側に、ピンクの紙は右側に貼っていきます。すべてのグループが貼り終わったら、どんな言葉が出たかを確認します。
良くない言葉や行動は、私たちの中からでてきます。誰のせいでもありません。また逆に、良い言葉・行動も私たちの中から出てくるのです。それなら、良くない言葉を良い言葉に変えることができるはずですし、変えなければならないでしょう。そうするためのコツです。まず、1.良くない言葉を考えないことです。次に、2.良くない言葉を考える前に、落ち着いて相手の立場に立って、相手を理解し、相手の気持ちを想像することです。
私たちは神様に選ばれ、耕され、祝福されている土・地です。
子どもたちに小さな植木鉢を与えてください。その中には、土、石、草、ゴミ、貝殻、大きめの白いビーズ、種を予め入れておきます。
子どもたちには、この植木鉢をどのようにしても良いことを伝え、時間を与えます。ただ見つめているだけの子もいるでしょう。ほじくってみる子もいるでしょう。ひっくり返して見る子もいるでしょう。
そして、何が見つかったかを話し合います。出てきた物の意味を話しながら、自分の中にそれらがあることを感じさせましょう。
石――自分が頑張ろうとしているのに、その邪魔をするもの。自分の思いだったり、他の人からの誘惑だったり。
草――やるべきことなのに、それをサボろうとする気持ち、自分をごまかしている気持ち。
ゴミ――自分の中で見て見ぬふりをしていること、自分の中から捨てなければならない欠点。
虫――「私にはできない」「どうせ・・・」「やめようかなぁ」「あ〜ぁめんどくさい」「やりたくない」という思い。
貝殻――思い出、喜びと感動、出会い、自分の大切にしていること。
真珠――自分のした努力、汗と涙の結晶、がんばったこと、守ってきたこと。
種――これからの自分、神様が自分に期待していること。
こんな私に、神様は太陽と水と肥料を与えてくださっています。それを子どもたちが感じるように導いてください。答えを出すよりも、子どもたちの感性に委ねましょう。
子どもたちに小さな植木鉢を与えてください。その中には、土、石、草、ゴミ、貝殻、大きめの白いビーズ、種を予め入れておきます。
子どもたちには、この植木鉢をどのようにしても良いことを伝え、時間を与えます。ただ見つめているだけの子もいるでしょう。ほじくってみる子もいるでしょう。ひっくり返して見る子もいるでしょう。
そして、何が見つかったかを話し合います。出てきた物の意味を話しながら、自分の中にそれらがあることを感じさせましょう。
石――自分が頑張ろうとしているのに、その邪魔をするもの。自分の思いだったり、他の人からの誘惑だったり。
草――やるべきことなのに、それをサボろうとする気持ち、自分をごまかしている気持ち。
ゴミ――自分の中で見て見ぬふりをしていること、自分の中から捨てなければならない欠点。
虫――「私にはできない」「どうせ・・・」「やめようかなぁ」「あ〜ぁめんどくさい」「やりたくない」という思い。
貝殻――思い出、喜びと感動、出会い、自分の大切にしていること。
真珠――自分のした努力、汗と涙の結晶、がんばったこと、守ってきたこと。
種――これからの自分、神様が自分に期待していること。
こんな私に、神様は太陽と水と肥料を与えてくださっています。それを子どもたちが感じるように導いてください。答えを出すよりも、子どもたちの感性に委ねましょう。
フランシスコの宣教への情熱が伝わるでしょうか。でもこのような宣教は、神父やシスター、昔の人だけのものではありません。キリスト信者であれば誰でも、イエス・キリストの福音を人々に伝えていかなければならないのです。
イエス様を知っているという幸せが与えられたのだから、その幸せを他の人と共に分かち合いましょう。
私は幸せなら、他の人も幸せになるよう努めましょう。イエス様は人々の幸せを願い働きました。フランシスコはそのイエス様に倣って、イエス様の幸せを届けるために日本まで来てくれました。そのフランシスコの意志を継いで、私たちもイエス様の幸せを人々に伝えていきましょう。
クイズの答え
問1−1 問2−2 問3−4 問4−1 問5−4
問6−3 問7−3 問8−4 問9−2 問10−1
イエス様を知っているという幸せが与えられたのだから、その幸せを他の人と共に分かち合いましょう。
私は幸せなら、他の人も幸せになるよう努めましょう。イエス様は人々の幸せを願い働きました。フランシスコはそのイエス様に倣って、イエス様の幸せを届けるために日本まで来てくれました。そのフランシスコの意志を継いで、私たちもイエス様の幸せを人々に伝えていきましょう。
クイズの答え
問1−1 問2−2 問3−4 問4−1 問5−4
問6−3 問7−3 問8−4 問9−2 問10−1
ブツブツ君は、いつもブツブツ文句ばかり。ある日、自分の顔を見て、ブツブツ文句を言います。「どうして僕の目はこんなに大きいんだろう。皆が出目金ってからかうんだ。こんな目、大っ嫌い。なくてもいいっ」すると天使が現れ、「本当?じゃぁ、その目、持っていくよ。」とブツブツ君の目を持って行ってしまいました。その時、テレビでブツブツ君の大好きな番組がやっていました。でも、ブツブツ君は目がないため、見られません。「目がないからテレビが見れないよ〜天使ちゃん、僕の目、返して!」それを聞いて、天使は目を返しました。
次の日、ブツブツ君はまたブツブツ言いました。「僕の鼻、まんまるで、ピエロみたい。こんな鼻、大っ嫌い。なくてもいいっ」すると天使が現れ、「本当?じゃぁ、その鼻、持っていくね」とブツブツ君から鼻を取って行きました。その時、ブツブツ君の妹がお花を持って来て、「良い匂いがするよ。嗅いでみて」と言いました。でも、ブツブツ君は嗅ぐことができませんでした。「天使ちゃん、鼻がないから、匂いが嗅げないよ。僕の鼻、返して」それを聞いて、天使は鼻を返しました。
次の日、「僕の口、どうして歪んでいるんだろう。この口のせいで、僕のかっこいい顔が台無しだ。こんな口、大っ嫌い」天使は「なら、その口も持っていくね」と言って、口を持って行きました。その時、お母さんが「ブツブツ君、おいしいアイスクリームあるよ。どうぞ」と言ってアイスクリームを持ってきました。でも、食べることができませんでした。ブツブツ君は「アイスクリームが食べたい。僕の口、返して〜」と叫びました。それを聞いて、天使は口を返しました。
次の日、またまたブツブツ言いました。「僕の手、どうしてこんなに鈍いんだろう。工作も上手にできないし、字も上手に書けないし。こんな手、いらないっ」すると天使は、「「じゃぁ、その手、もらっていくね。」と言って手を取って行きました。その時、友達のヨイヨイ君が、「新しい玩具、買ってもらったんだ。一緒に遊ぼう」と言って来ました。でも、ブツブツ君は手がなかったので、その玩具で遊ぶことができませんでした。「天使ちゃん、ヨイヨイ君とこの玩具で遊びたい。僕の手、返して。」それを聞いて天使は、「もう疲れちゃった。これで最後にしてね」と言いながら、手を持ってきました。「うん、ありがとう」
それでも次の日、ブツブツ君はまたブツブツ言いました。「僕の足、太いなぁ。大根みたいでカッコ悪い。こんな足いらないっ」「え〜、またぁ?もう疲れちゃった。」と言いながら天使が現れました。ブツブツ君は、「うん、これが最後。お願いっ」。そして天使は足を取って行きました。その時お父さんが、「久しぶりにサッカーやろうか」と来ました。でも、ブツブツ君は大好きなお父さんとサッカーをすることも歩くこともできませんでした。「天使ちゃん、僕の足、返して。」でも、天使は現れません。「天使ちゃん、足、返して。」でも、現れません。ブツブツ君は泣き出しました。「え〜ん、え〜ん、僕の足、大事なんだよぉ。もういらないって言わないから、足、返して〜」それを聞いて天使はとても疲れた顔で現れ、言いました。「今言ったこと本当?ブツブツ君の体は、神様がブツブツ君にとって一番良い形で造ってくれた大切な体なんだよ。だから、自分の身体のことで文句ばかり言うと、神様、悲しくなっちゃうんだよ。これからは文句言わないで大切にしてくれる?」「うん、ごめんなさい。僕の身体、大事だってことが良く分かったよ」そして、天使はブツブツ君に足を返しました。ブツブツ君は、お父さんとサッカーをしに、元気に駆け出しました。いつもと違った笑顔で。
次の日、ブツブツ君はまたブツブツ言いました。「僕の鼻、まんまるで、ピエロみたい。こんな鼻、大っ嫌い。なくてもいいっ」すると天使が現れ、「本当?じゃぁ、その鼻、持っていくね」とブツブツ君から鼻を取って行きました。その時、ブツブツ君の妹がお花を持って来て、「良い匂いがするよ。嗅いでみて」と言いました。でも、ブツブツ君は嗅ぐことができませんでした。「天使ちゃん、鼻がないから、匂いが嗅げないよ。僕の鼻、返して」それを聞いて、天使は鼻を返しました。
次の日、「僕の口、どうして歪んでいるんだろう。この口のせいで、僕のかっこいい顔が台無しだ。こんな口、大っ嫌い」天使は「なら、その口も持っていくね」と言って、口を持って行きました。その時、お母さんが「ブツブツ君、おいしいアイスクリームあるよ。どうぞ」と言ってアイスクリームを持ってきました。でも、食べることができませんでした。ブツブツ君は「アイスクリームが食べたい。僕の口、返して〜」と叫びました。それを聞いて、天使は口を返しました。
次の日、またまたブツブツ言いました。「僕の手、どうしてこんなに鈍いんだろう。工作も上手にできないし、字も上手に書けないし。こんな手、いらないっ」すると天使は、「「じゃぁ、その手、もらっていくね。」と言って手を取って行きました。その時、友達のヨイヨイ君が、「新しい玩具、買ってもらったんだ。一緒に遊ぼう」と言って来ました。でも、ブツブツ君は手がなかったので、その玩具で遊ぶことができませんでした。「天使ちゃん、ヨイヨイ君とこの玩具で遊びたい。僕の手、返して。」それを聞いて天使は、「もう疲れちゃった。これで最後にしてね」と言いながら、手を持ってきました。「うん、ありがとう」
それでも次の日、ブツブツ君はまたブツブツ言いました。「僕の足、太いなぁ。大根みたいでカッコ悪い。こんな足いらないっ」「え〜、またぁ?もう疲れちゃった。」と言いながら天使が現れました。ブツブツ君は、「うん、これが最後。お願いっ」。そして天使は足を取って行きました。その時お父さんが、「久しぶりにサッカーやろうか」と来ました。でも、ブツブツ君は大好きなお父さんとサッカーをすることも歩くこともできませんでした。「天使ちゃん、僕の足、返して。」でも、天使は現れません。「天使ちゃん、足、返して。」でも、現れません。ブツブツ君は泣き出しました。「え〜ん、え〜ん、僕の足、大事なんだよぉ。もういらないって言わないから、足、返して〜」それを聞いて天使はとても疲れた顔で現れ、言いました。「今言ったこと本当?ブツブツ君の体は、神様がブツブツ君にとって一番良い形で造ってくれた大切な体なんだよ。だから、自分の身体のことで文句ばかり言うと、神様、悲しくなっちゃうんだよ。これからは文句言わないで大切にしてくれる?」「うん、ごめんなさい。僕の身体、大事だってことが良く分かったよ」そして、天使はブツブツ君に足を返しました。ブツブツ君は、お父さんとサッカーをしに、元気に駆け出しました。いつもと違った笑顔で。